海と山の自然に恵まれた福岡県福津市。
博多駅から電車で30分弱で行けるアクセスもあり、住環境の良さから近年人口が大幅に伸びているエリアです。
そんな福津市では「かがみの海」と呼ばれる絶景が存在します。
そしてこの「かがみの海」は見るだけの景色ではなく、自分自身のアイデア次第で、この世でたった1つの絶景を作り出すこともできるんです。
今回はこの、かがみの海についてご紹介をしたいと思います!
かがみの海について
かがみの海とは?
かがみの海とは、福津市の海岸沿いで、一定条件が揃った時に見ることができる神秘的な光景です。
海と山の自然に恵まれた福岡県福津市は玄界灘に面しており、約3kmに渡って続く遠浅の海岸があります。
その海岸沿いのさまざまなスポットで、かがみの海と呼ばれる光景を目にすることができます。
特定の「この場所に行って見る」というよりは、条件が揃った時に福津市の海岸沿いの色んな場所で見ることが(後述しますが、自分で作り上げることが)できるということですね。
かがみの海と言われる理由
砂浜が鏡のように空を映し出すことから、かがみの海と呼ばれるようになりました。
遠浅で海の透明度が高く、また美しい砂浜がある福津の海岸だからこそ見られる絶景ですね。
かがみの海が発生する条件・スケジュール
発生条件
せっかくかがみの海を見に行ったのに、条件が揃わずに見ることができなかった、なんてことが無いように、発生条件はしっかりおさえておきましょう。
「かがみの海」と呼ばれる現象が発生するタイミングは
大潮(または中潮)の、潮が引いていく時
大潮(おおしお)の時期は、満潮時と干潮時の潮位差一番大きくなります。
そして潮が引いていく時、つまり干潮時になります。
「大潮×干潮」という組み合わせが重要ということになりますね。
そしてさらに言うと、潮が完全に引き切る少し前(ここがポイント!)が見頃です。
潮が引き切る前には、鏡のような反射が顕著に発生します。
大潮は1ヶ月のうち8日間程度、干潮は1日1〜2回、そのタイミングが訪れます。
なので、比較的撮影のタイミングが多いのも嬉しいポイントですね。
また天候も大事で、晴れていて風があまりない日がおすすめ。
潮が引き切る前と同様、無風のほうが反射がキレイになるためです。
スケジュール
先程、大潮は1ヶ月のうち8日間程度、干潮は1日1〜2回、そのタイミングが訪れると書きました。
中潮時期も加えると、1ヶ月のうち撮影できる日は意外と多くあります。
大潮・中潮となる時期、また干潮時刻に関しては、ふくつ観光協会さんが運営する公式サイトで一覧が掲載されています。
事前に確認して、撮影する日時の参考にしましょう。
かがみの海の撮影テクニック
神秘的な光景が広がるかがみの海。当然その素晴らしい景色を「撮影したい」ですよね。
上記に記載した条件さえ揃っていれば、スマホでも十分素晴らしい写真が取れますが、撮影するときにちょっとしたコツがあります。
そのコツをおさえることで「かがみの海」らしさのある撮影ができるようになります!
おすすめの撮影方法はとっても簡単で、
低いアングルから撮影すること
スマホやカメラを地面すれすれに構えて撮影することで、干潮時の砂浜への映り込みがキレイになります。
また砂浜がどこまでも続くような写り方になり、インパクトも出ます!
人物を入れずにその光景だけを撮影するもよし、自分たちも加わってポーズを決めるもよし、あとはアイデア次第で「自分だけの1枚」を作り出すことができますね。
かがみの海の撮影スポット
この光景を撮影することができるのは、福間海岸、宮地浜、津屋崎海岸の3箇所になります。
この3つの海岸までは、自動車で行くと、博多駅から国道3号線を通って1時間程度。
最寄りとなるJR福間駅からは、バスやタクシーで10分〜20分弱で行くことができます。
福間海岸
「九州の湘南」とも言われる、マリンスポーツが盛んなエリアです。
ボードセーリングやSUPヨガを楽しむ人も見られます。
海岸沿いに多くのカフェが点在しているので、そこで一息入れるのもおすすめです。
宮地浜
福間海岸と津屋崎海岸に挟まれた宮地浜。
「光の道」で有名な宮地嶽神社の参道の突き当たりにあります。
※宮地嶽神社は日本最大級の大しめ縄、日本一の大鈴、日本一の太鼓などもあり社殿も立派で見所が多い神社です。
津屋崎海岸
サクラガイなどのきれいな貝殻が浜辺に漂着する津屋崎海岸。
津屋崎漁港には海産物の直売所「お魚センターうみがめ」があり、センター内の食事処で新鮮な海の幸を楽しむこともできます。
フォトコンテスト実施中!
現在、ふくつ観光協会さんでは、かがみの海フォトコンテストを開催しています!
せっかく撮影した「かがみの海」の絶景で、ぜひコンテストに応募して入賞を目指しましょう!
入賞商品
グランプリ
賞金3万円(1作品)
準グランプリ
賞金1万円(3作品)
宮地嶽神社宮司賞
賞金1万円(3作品)
ANA賞
ANA旅行券1万円分&作品をANAのWebサイトで掲載(1作品)
かがみの海賞
2,000円相当の福津の特産品(10作品)
応募方法
フォトコンテストへの応募は、Instagramからのみ可能になっています。
福間海岸、宮地浜、津屋崎海岸のいずれかで「かがみの海」を撮影!
撮影した写真に、以下のハッシュタグを付けて、Instagramで投稿!
※以下のハッシュタグをそのままコピーしてもらっても大丈夫です。撮影した場所以外の海岸名だけ削除して投稿してください。
応募期間
2021年8月1日(日)〜2021年11月30日(火)まで
まとめ
撮影条件のポイントとしては、
大潮×干潮×無風
がベストとなりますが、条件が揃いきらなくても撮影可能なタイミングが多いのが「かがみの海」の良いところではないでしょうか。大潮は1ヶ月のうち8日間程度、干潮は1日1〜2回そのタイミングがあります。
最後に重要な点を1つ!
濡れた砂浜が空を反射することで現れる「かがみの海」。大前提として、砂浜が美しくなければキレイな映し鏡にはなりません。日々地元の方々が清掃活動に取り組まれています。
その結果が、かがみの海の絶景に繋がっています。
なので、ゴミは落とさないように気をつけつつ、福津の海岸を存分に楽しみましょう!
以下は、かがみの海の公式Webサイト、福津観光ナビさんのWebサイトとなります。